Googleスプレッドシートとエクセルの両方で曜日を表示する

概要

Google Drive 内で、日付(曜日含む)を記入することがあるのですが、 スプレッドシートとエクセルでは、曜日の表示方法が異なり、変換すると表示が変わってしまいます。
その解決方法を備忘録として、投稿させて頂くことにしました。

スプレッドシート

Google が提供するエクセルのようなものです。

現象1 エクセルで作成したものをスプレッドシートで確認した場合

エクセルで日付を記入。
[セルの書式設定]→[表示形式]タブ→[ユーザー定義]→[種類]で、「aaa」を入力すると曜日は正しく表示される。 しかし、作成したエクセルファイルをGoogle Drive上でスプレッドシートでファイルを開くと以下の表のようになる。

日付 エクセルで表示 スプレッドシートで表示
2019/12/01 aaa
2019/12/02 aaa
2019/12/03 aaa
2019/12/04 aaa
2019/12/05 aaa
2019/12/06 aaa
2019/12/07 aaa

現象2 スプレッドシートで作成したものをエクセルで確認した場合

スプレッドシートで、エクセルで作成した手順と同様の作業を行う。

エクセルで日付を記入。
メニュー[表示形式]→[数字]→[表示形式の詳細設定]→[その他の日付や時刻の形式] で、「1930年8月5日火曜日」を選択する。
余分なものを削除し、「日(火曜日)」のみとする。

入力すると曜日は正しく表示される。 しかし、作成したスプレッドシートGoogle Driveからダウンロードして、Excelでファイルを開くと以下の表のようになる。

日付 スプレッドシートで表示 エクセルで表示
2019/12/01 Sunday
2019/12/02 Monday
2019/12/03 Tuesday
2019/12/04 Wednesday
2019/12/05 Thursday
2019/12/06 Friday
2019/12/07 Saturday

対応方法

エクセルでは、日本語とスプレットシートでは、英語と変換する方法が異なるので、 基本性能の表示形式を使用せずに、関数を使用する。

=CHOOSE(WEEKDAY([日付]),"日","月","火","水","木","金","土")

解説 WEEKDAY

使い方
 WEEKDAY([日付])

説明
 日付に対する曜日を1から7で返す。

日付 返す値
2019/12/01 1
2019/12/02 2
2019/12/03 3
2019/12/04 4
2019/12/05 5
2019/12/06 6
2019/12/07 7

解説 CHOOSE

使い方  CHOOSE([インデックス],"日","月","火","水","木","金","土")

説明  インデックスに対応する引数の値を返す。

インデックス 曜日
1 | 日
2 | 月
3 | 火
4 | 水
5 | 木
6 | 金
7 | 土

解説 WEEKDAY & CHOOSE

WEEKDAYとCHOOSEを使用することにより、エクセル、スプレットシートのどちらでも、表示形式を意識せずに曜日を変換する事が出来ます。

日付 WEEKDAYの結果 WEEKDAY & CHOOSEの結果
2019/12/01 1
2019/12/02 2
2019/12/03 3
2019/12/04 4
2019/12/05 5
2019/12/06 6
2019/12/07 7